最近趣味としてBlenderに入門し7日間学んでみたので、学びの日記を残すことにしました。
Blenderのバージョンは2.8系です。
1日目
基本操作を覚える
Blenderは2.7系の時にVFXでちょっとだけ触れた程度だったため、基本操作から勉強をはじめました。
自分は幸いテンキー付きのキーボードを利用していたため、不自由なく操作の勉強を行うことができました。
といってもこの段階ではまだ移動がぎこちなく、ショートカットキーも全く覚えられていない状況です。
ちなみに、上の謎の物体は剣です。
2日目
モディファイアーで遊んでみる
2日目
— Atria (@AtriaSoft) May 15, 2020
モディファイアーで遊ぶのが楽しい pic.twitter.com/LlILPOD76e
UV球を切ってみたり、中身を押し出してみたり、ドーナツを配置したりしてBlenderの機能を確認しつつ遊びました。
「モディファイアーをつければ良くなるよ!」という情報を仕入れ、ワイヤーフレームモディファイアーを適用したのがTwitterに投稿したものになります。
ここで「とりあえずサブディビジョンサーフェスをつければなんとかなる」ということを学びました。
この悪い学びによって後で足をすくわれることになります。
そして、ミラーモディファイアを使って作業すると捗るということも学びました。ミラー、利便性が高いです。
3日目
機能の把握が進む
3日目
— Atria (@AtriaSoft) May 16, 2020
色々な機能の把握が進んで「Blenderすげーーー」になった pic.twitter.com/eeCHefHYW7
ナイフ、ループカット、細分化、アノテートなどが使えるようになりました。
Fキーでの面貼り、カメラの操作などをスムーズに行えるレベルになりました。
悪魔をつくってみた

初めてプロポーショナル編集を使用しました。
ただの球がグニグニと変形できるのがとても楽しかったことを記憶しています。
3dcgに詳しい友人から「スムーズシェードにしなよ」と言われ、フラットシェードとスムーズシェードの違いを勉強しました。
こういう時、詳しい友人がいると得をしますね。
4日目
同じものを作ってみる
4日目
— Atria (@AtriaSoft) May 17, 2020
安いゲームで出てきそうなものくらいなら作れるようになった pic.twitter.com/1pLgePO2JX
前回の船をもっとしっかりやりたいなと感じ、柵の追加やサイズ調整、船底部分の編集などを行いました。
なんでもスムーズシェードをかければよいということではなく、あえてフラットシェードを採用することでカクカクした感じを表現できると学びました。
とりあえずこの辺でモデリングの基礎の基礎を抑えた感じがしました。
安いゲームで出てくるような単純なオブジェクトなら作れる気がします。
Blender周りの動画を見始める
この辺からBlenderの動画を見始めました。
動画内で出てきた知らない言葉をすべて調べていくと、分かることが増えていって楽しいです。
UV展開の勉強に時間を取られたことを記憶しています。
5日目
テクスチャなどに気を配ってみる
5日目
— Atria (@AtriaSoft) May 18, 2020
ニトリにありそうなタンス pic.twitter.com/O7I1SUBzgC
Twitterで適当にモデルを募集して作っていくことにしました。
「本棚が作りやすいのでは?」と言われて本棚を製作。
そのままだとそっけないのでテクスチャを初めて使ってみました。
ノードエディタを開くのですが、何がなんだか分からなかったことを覚えています。

“バンプ”などの存在すらも知りません。
ドライバーをつくってみる

この時初めてHDRIを利用します。適当に選び、東京のどこかにしました。
「ドライバー作って」と言われたのでドライバーを作ったつもりです。
意外と細部が細かく、当時の力量ではこの程度が限界でした。
テクスチャ周りも何もわかってないため、ノードを適当につなげたことを覚えています。
また、この時EeveeとCyclesの違いを学びました。
Cyclesは重いけどキレイ。
F12キーでレンダリングができるということを知りました。
Eeveeは軽快なのに対して、Cyclesだとかなり重いということを経験します。
この日に見た動画
6日目
原画を元にモデリングしてみる
6日目
— Atria (@AtriaSoft) May 22, 2020
ニトリにありそうな机 pic.twitter.com/ntlG8C2cvl
原画を使ってのモデリングにチャレンジしてみました。
正直この1回きりしかしていないので身についた気はしません。
このテーブルを作る過程で“クローン複製”を使ってみました。
マテリアルなどの情報を共有できるあれです。
テーブルは非常にシンプルで、今までの知識と少しの努力で作れるものでした。
割と初心者の方におすすめかもしれません。
この日に見た動画
7日目
ベベル・エクストリュード・結合・分離などを学ぶ
7日目
— Atria (@AtriaSoft) May 24, 2020
たのしいです pic.twitter.com/JEh5jXJQkL
動画の中で出てくる言葉を全部調べていると、段々と用語がわかるようになってきました。
その中でも“結合”を学んだため、テーブルの部分をすべて結合してみました。
この結果サブディビジョンサーフェスモディファイアーがすべての部分に適用されてしまい、画像のように変に描画されてしまう事態に発展しました。
このままではもちろん問題なので、“分離”を使ってなんとか解決しました。
何も考えずに結合を使うのは危険だと学びました。
ノードエディタの使い方がそれっぽくなる
Node Wranglerを使い始めた結果、この辺になってノードエディタがそれっぽくなってきます。

AO,ブルーム,スクリーンスベース反射…
アンビエントオクルージョン(AO),ブルーム,スクリーンスベース反射,モーションブラーなどを積みまくると質感がめちゃめちゃ良くなることを発見します。
Eeveeの場合これらを積みまくればいい感じでしたが、後述の通りCyclesだと死にました。
Cyclesで出力しようとしてPCが悲鳴を上げる
5日目のドライバー制作でCyclesを使ってみたのですが、今日作ったこのテーブルにもCyclesによるレンダリングを行ってみたいと思い実行しました。
結果PCの動作が停止。Escキーを連打する事態になりました。Cycles重すぎなんだあれ。
軽い気持ちで選択するレンダリングエンジンじゃないんだなーと勉強しました。
7.5日目
— Atria (@AtriaSoft) May 24, 2020
上手にできました! pic.twitter.com/l9LnvNBnEX
この日に見た動画
7日間学んでみて
Blenderめっちゃ楽しい。趣味が一つ増えました。
7日間学んでみると「3dcgは知識がものを言うのだな」と感じました。
ショートカットや便利機能を知らないと無限時間かかってしまいますし、多くのモデリング手法を知らないと適切な手法を選択できません。
とりあえず毎日Blender関連の動画を見て、知識のインプットを続けて楽しみたいと思います。
Unityにもモデルデータを持っていけるようなので、そのうち自分のモデルをUnityに持っていきたいところですね。