[Blazor WebAssembly] launchSettings.jsonのapplicationUrlを変更してブラウザデバッグができなくなってしまったときの対処

概要

Blazor WebAssembly 3.2.0 で作成したアプリを GitHub Pagesにデプロイする関係でBaseURLを変更しました。

これに伴ってlaunchSettings.jsonを編集した結果、ブラウザデバッグがうまく行かなくなってしまいました。

Blazor開発しててlaunchSettings.jsonのapplicationUrlを変更したらブラウザデバッグできなくなってしまった(about:blankになってしまってアプリに接続できない状態が続く) pic.twitter.com/gFvrwnbkXw

— Atria (@AtriaSoft) August 16, 2020

だめだやっぱりlaunchSettings.jsonいじるとデバッガ死ぬ

— Atria (@AtriaSoft) August 16, 2020

原因

Blazor のデバッグ プロキシを使用してブラウザーに接続する接続先が変更されたため。

解決方法

“applicationUrl”だけでなく、”inspectUri”も編集してあげましょう。

例:baseUrlを”Hoge”にした場合

GitHub Pagesに対応させるために”applicationUrl”を

"applicationUrl" : "http://localhost:62173/Hoge"

に変更し、追加で“inspectUri“を編集します。

“inspectUri“の初期値は以下のようになっています。

"inspectUri": "{wsProtocol}://{url.hostname}:{url.port}/_framework/debug/ws-proxy?browser={browserInspectUri}",

これを、以下のように変更します。

"inspectUri": "{wsProtocol}://{url.hostname}:{url.port}/Hoge/_framework/debug/ws-proxy?browser={browserInspectUri}",

例 : baseUrlを”CUIPortfolio”にした場合の実例

GitHub : Atria64/CUIPortfolio

launchSettings.json はここから見れます。

補足

“inspectUri”について詳しく知りたい場合は以下のドキュメントが参考になります。

ASP.NET Core Blazor WebAssembly をデバッグする