Skip to content

未来大学に競技プログラミング文化を輸入した話

Posted on:2019年11月30日 at 10:00

編集履歴

この記事は旧ブログサービスからの移植記事です。
表示がおかしい場合があります、ご了承ください。

2019/12/05 - ”2007年以降大会にも出ていない”という記述は真っ赤な嘘です。修正を行いました。


この記事は FUN Advent Calendar 2019 1日目の記事です。

技術系の話を書いても良かったのですが、せっかくの大学Advent Calendarなので大学と関係の強いことを書こうと思いました。

弊学以外の方でも読めるような設計になっているはずですので、読んでいってください。

公立はこだて未来大学とは


弊大学生以外の方でも読みやすいように大学の紹介をしておきますね。

公立はこだて未来大学は、システム情報科学部の1学部からなる単科大学です。
公式HPに書いているので間違いありません。

また、弊学はよく “未来大” と略されます。
なんちゃって競プロerの僕は東京未来大学の部分文字列であるのが気になってしまいます。

弊学は2000年に開学した比較的若い大学で、プログラミングやデザインなどの講義が多く開かれています。

また、校舎の外観や内装は未来を感じさせるような近代的なデザインとなっています。エモい。

施設紹介 | 公立はこだて未来大学

これ以上口を開いても大学を褒めるだけなので、このへんで留めておきたいと思います。

2019年4月時点での状況


ここからが本題の競技プログラミング文化輸入のお話です。

時は巡って今年4月、未来大に競技プログラミング文化は残念ながらほとんどありませんでした。

以下は入学前の僕のツイートです。

せっかく情報系の大学なのになぜ競技プログラミング文化がないのか、不思議に思い始めました。

そこで、とりあえず前例がないかなーとICPCの出場記録などを漁ってみたりしました。
調べられた限り、どうやら2007年が最後らしいです。

追記 真っ赤な嘘です。
2009年以降も未来大で競技プログラミングやって大会にも出た人方々がいらっしゃったようです。

調べる力がなくて言っていますね

とにかく、未来大に競技プログラミング文化がほとんど無いことが入学前から分かりました。

この頃は「入学したらテキトーに立てるかー」という心持ちです。

団体立ち上げ


競技プログラミングに理解のある未来大の方々(先輩や先生ら)の力を借りて、団体の立ち上げを行いました。

団体名は未来大の略称である FUN を入れた FUNCoder(ふぁんこーだー) にしました。
団体名を略すと FUNC となり、“関数”な感じがして自分は気に入っています。

部員が書いてくれたFUNCoder

そしてなんやかんやあって書類の提出も完了。

始めは10人に満たない部員数でしたが、勉強会と精進会を重ねるうちに部員数は約20名程度まで増えました。

各々が好きな言語を選び、精進しています。

始めは適当な気持ちで立てた団体なのですが、最近は「どうすればプログラミング学習の効率を上げることができるのか」「この問題の説明をどうすると分かりやすいのか」などの問題に直面しています。
奇しくもプログラミング教育関係の課題を突きつけられている形ですね。

後述する学内プロコンの開催といい、割と真面目な感じになってきていて楽しいです。

初の学内プログラミングコンテスト開催


顧問の先生や企業の方々の支えもあって、今年初の学内競技プログラミングコンテストが開催されました。

他のハッカソンと被ってしまい時期が微妙だったのですが、それでも約40人くらいが集まりました。

このコンテストで競プロ沼に落ちた人も観測できています。良いことだ(?)

また、この競技プログラミングコンテストのB1部門ではFUNCoder部員が1~3位を総ざらいしました。

とても優秀です。団体としての活動成果としてドヤ顔で言えると思います。

弊部員プロすぎないか

最近の部の動向

最近は勉強会、精進会の開催がついに10回を超えました。

弊部バーチャルコンテストも行っており、解ける問題の種類も増えてきました。

最近はグラフ理論を学ぶ勉強会を行ったりと、楽しく活動をしています。

数学つよつよ勢による数的解法解説などもあって、数弱の僕はとても助かっています。俺得。

数学好きにも刺さるのが競技プログラミングというネトゲの良いところですよね。

未来大と競技プログラミングの今後


AtCoderのABC参加人数の増加を見ても分かる通り、最近競技プログラミングの人気が急上昇しています。

未来大も乗るしかありません、このビッグウェーブに。

“未来大に競技プログラミング文化を輸入する”というビジョンは顧問の先生とも共有できています。
学内プロコンの開催も、競プロ文化を輸入するための作戦の一つでした。

これは勝手に僕が思っているだけなのですが、未来大独自のジャッジサーバーを用意してぶん回したりとかしてみたいものです。
独自ジャッジサーバーの設置、学内大会の開催、大会への出場など、弊部は未来感やわくわく感を感じさせる団体になれていると思っています。(Webサイトも立てなきゃなーと言って早半年)

また、一番重要なのは競技プログラミングを楽しむことなので、これだけはブレないようにしたいですね。

未来大で一緒に競技プログラミングをやりませんか


これを見て競技プログラミングに興味を持っている方、ぜひ競技プログラミングを始めませんか?

また必ずしも弊部に入る必要はありませんが、入ってくれると嬉しいです。いつでも歓迎しています。

**敷居が高い?**競技プログラミングは!ネトゲだぞ!!

chokudaiさんのありがたいお言葉。chokudaiさんの布教には既に成功しています。

次回のアドベントカレンダー


FUN Advent Calendar 2019、次回はやままくんの記事です!どうやら登校するらしいです。

12月入って最初の月曜日なので登校します - やまま

また、FUN part2 Advent Calendar 2019というパート2版もあるようです。併せてお読みください!