概要
2019年はじめての勉強会です。
内容はOpen Street Map(以下OSM)の勉強と、その編集を体験してみるというものでした。
私のような初心者にも優しい環境でOSMに触れ、楽しむことが出来ました。
OSMの存在意義
現在googlemapなどの強力な地図サービスが利用されていますが著作権の都合上、公共の場での発表や印刷などの用途では使うことが出来ません。(やろうと思うとお金が必要です)
そこで「みんなで作るみんなの地図」としてOSMが2004年アメリカで発足し、現在OSMはFacebookやPokemon GO、Ingressなど様々な場所で使用されています。
iD エディタを利用した編集
概要が説明された後に、実際にiDエディタを利用した編集を体験しました。上級者の方はJOSNを使ってバリバリ書くらしいです。怖いですね。
iDエディタはブラウザ上で動作します。その為OSMの編集に必要なのはアカウントとブラウザとやる気のみです。
また編集する際に利用する衛星写真はBingのものではなく、国土地理院の提供している写真を用いたほうが便利だという事も教えていただきました。

様々なOSM関連サイト
親切な皆さんに教わった興味深いOSM関連サイトをまとめました。
- Overpass turbo
- Overpass APIを叩けるサイト。トイレの分布を調べたり、使いこなせばかなり強力。
- OSMstats
- OSMがどれだけ使われ、Mapperがどれだけ居るかの統計サイト。簡単な英語なため見やすい。
- OSM Streak
- 毎日一つOSMのMapperとしてのお題が出され、クリアするとポイントが貰えるモチベーション維持サイト。
自分も”OpenStreetMap contributors”の一員に
勉強会を通じて、小樽市の建物を100件ぐらい教わりながら自分で追加してみました。データはコントリビュート後約5分ぐらいで反映されました。自分の入力した地図情報が実際に使われているというのは嬉しいものです。
また、新倉屋さんの美味しい団子たちもいただきました。やはりうまい。

最後に
今までOSMのようなオープンな文化に触れることをしていなかったのでとても貴重な経験になりました。
当日はパッシブスキルコミュ障を発揮して前半あまり話すことが出来ませんでしたが、後半勇気を持って話しかけると皆さん優しく話してくださったのでよかったです(小並感)
70万円の360度カメラを取り出し「やべぇ!!」と言っていたり、画像認識システムの高性能さに「すげぇ!!」と盛り上がる会場の空気がとても好きでした。
近々、OSMを利用した何かを作ってみたいものです。